昭島市議会 > 2008-09-22 >
09月22日-06号

  • "谷津幸広"(/)
ツイート シェア
  1. 昭島市議会 2008-09-22
    09月22日-06号


    取得元: 昭島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    平成20年  9月 定例会(第3回)                   平成20年            第3回昭島市議会定例会会議録(第6号)         ------------------------1.開議月日 9月22日(月)         ------------------------1.出席議員(23名)   1番  小山 満            2番  木﨑親一   3番  杉本英二            4番  赤沼泰雄   5番  南雲隆志            6番  小林浩司   7番  高橋信男            8番  佐藤文子   9番  荒井啓行           10番  永川勝則  11番  西野文昭           12番  大島 博  13番  稲垣米子           14番  橋本正男  15番  木村国秋           16番  大嶽貴恵  17番  田中広司           18番  友清節子  19番  中野義弘           20番  臼井伸介  21番  杉崎源三郎          22番  井上三郎  23番  青山秀雄         ------------------------1.欠席議員(なし)         ------------------------1.職務のため議場に出席した事務局職員 議会事務局長      石川 讓   議会事務局次長     荒井宏泰 主査(議事担当)    中村 猛   主任          谷津幸広 主事          小池栄二         ------------------------1.説明のため出席した者 市長          北川穰一   副市長(総括担当)   佐藤 清 副市長(特命担当)   新藤克明   企画部長        日下直喜 総務部長        石川勝己   市民部長        神山達夫 保健福祉部長      西田 哲   環境部長        三村 章 都市整備部長      宗川敏克   都市整備部参事     須崎功二 都市計画部長      小田川篤雄  都市計画部参事     小竹 進 会計管理者       師岡達夫   水道部長        田村明満 教育長         木戸義夫   学校教育部長      細谷訓之 生涯学習部長      佐藤久仁夫  選挙管理委員会事務局長 水野和雄 監査事務局長      北澤喜美子  農業委員会事務局長   北村 実         ------------------------1.議事日程(第6号)  第1 議案第58号 昭島市立昭和公園野球場等整備工事請負契約  第2 認定第1号 平成19年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について  第3 認定第2号 平成19年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  第4 認定第3号 平成19年度昭島市老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について  第5 認定第4号 平成19年度昭島市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  第6 認定第5号 平成19年度昭島市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について  第7 認定第6号 平成19年度昭島市中神土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について  第8 認定第7号 平成19年度昭島市水道事業会計決算認定について  第9 議員派遣について  議事日程(第6号の2)  追加日程第1 陳情第10号 福祉施設保育所最低基準を維持し、保育所の直接契約方式を導入しないよう、国に対し意見書採択を求める陳情         ------------------------1.本日の会議に付した事件  議事日程(第6号)及び(第6号の2)のとおり         ------------------------ △開議 午前9時30分 ○議長(井上三郎議員) 定足数に達しましたので、ただいまから第3回昭島市議会定例会6日目の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、あらかじめお手元に配布のとおりであります。 この際、本日の議会運営につきまして、議会運営委員長の報告を求めます。19番 中野議員。             (19番 中野義弘議員 登壇) ◆19番(中野義弘議員) おはようございます。議会運営委員会の御報告を申し上げます。 本委員会は本会議に先立ち開催し、本日の議事日程について協議を行いました。 その内容ですが、日程第1 議案第58号については即決でお願いをいたします。 次に、日程第2 認定第1号から、日程第8 認定第7号までの7件については、決算審査特別委員会委員長報告の後、採決をお願いいたします。 なお、日程第2 認定第1号及び日程第3 認定第2号については、討論の通告がありますので、討論終結後に採決をお願いいたします。 次に、日程第9については、即決でお願いいたします。 次に、追加日程として陳情が上程の運びとなりますので、お含みおきください。 以上で、議会運営委員会の報告を終わります。議会運営に特段の御協力をお願い申し上げます。 ○議長(井上三郎議員) 委員長の報告を終わります。よろしく議会運営に御協力をお願いします。         ------------------------ ○議長(井上三郎議員) 日程第1 議案第58号 昭島市立昭和公園野球場等整備工事請負契約 を議題とします。 提案理由の説明を求めます。石川総務部長。               (石川総務部長 登壇) ◎石川総務部長 ただいま上程をいただきました日程第1 議案第58号 昭島市立昭和公園野球場等整備工事請負契約につきまして、提案理由並びにその内容につきまして御説明申し上げます。 本件は、昭島市立昭和公園野球場等整備工事請負契約でございまして、契約の方法につきましては、入札に参加する者に一定の資格要件を付した制限付き一般競争入札を採用し、2者で構成する建設共同企業体方式で施行するものでございます。 本件の契約金額は9億8490万円で、東京都八王子市千人町二丁目5番24号 早野・黒須建設共同企業体 代表者 株式会社早野組東京支店 執行役員支店長 飯室明洋請負契約を締結するものであり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づきまして、本議案を上程させていただくものでございます。 なお、工事概要等につきましては、別紙参考資料のとおりでございます。 以上、はなはだ簡略な説明で恐縮に存じますが、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(井上三郎議員) これより質疑並びに意見等をお受けします。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 質疑なしと認めます。 お諮りします。本件について、委員会への付託並びに討論を省略して直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 御異議なしと認め、これより採決します。 本件は、原案どおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案どおり決しました。         ------------------------ ○議長(井上三郎議員) 日程第2 認定第1号 平成19年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について から、日程第8 認定第7号 平成19年度昭島市水道事業会計決算認定について までの7件を一括して議題とします。 本7件はいずれも決算審査特別委員会に審査を付託してありましたので、委員長の報告を求めます。17番 田中議員。              (17番 田中広司議員 登壇) ◆17番(田中広司議員) おはようございます。 ただいま議題となりました日程第2 認定第1号から日程第8 認定第7号までの7件について、決算審査特別委員会における審査の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本7件については、9月10日から12日までの3日間にわたり審査を行いました。 まず、9月10日に開催された本特別委員会において、委員長に私、田中広司が、副委員長には橋本正男委員が選任され、それぞれ就任いたしました。 審査の内容については、正副議長及び監査委員を除く全議員で構成する本特別委員会で審査しましたので、省略させていただきます。 質疑の終結の後、討論を省略して採決の結果、まず日程第2 認定第1号 平成19年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について 及び日程第3 認定第2号 平成19年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について の2件については、挙手採決の結果、それぞれ賛成多数により認定すべきものと決しました。 次に、日程第4 認定第3号 平成19年度昭島市老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について から、日程第8 認定第7号 平成19年度昭島市水道事業会計決算認定について までの5件については、全員異議なく認定すべきものと決しました。 以上で、本7件に対する本特別委員会の報告を終わります。 ○議長(井上三郎議員) ただいまの委員長報告に対する質疑等を一括してお受けします。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 質疑なしと認めます。 日程第2 認定第1号 平成19年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について 及び日程第3 認定第2号 平成19年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について の2件については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 初めに、日程第2 認定第1号について、順次発言を願います。まず、9番 荒井議員。              (9番 荒井啓行議員 登壇) ◆9番(荒井啓行議員) おはようございます。 日程第2 認定第1号 2007年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について、日本共産党昭島市議団を代表して、反対討論を行います。 小泉内閣安倍内閣福田内閣と続いた自民・公明政権による構造改革の政治は、国民の暮らしはそっちのけで、財界やアメリカ中心の政治で、国民に格差と貧困をもたらしました。今、原油の高騰、食料品の高騰はなお一層国民生活を脅かしています。 ここに持ってきました「全国商工新聞」という新聞には、岩手県盛岡市で開かれた「もうがまんできない。原油高消費者生産者事業者緊急大集会」という集会の内容が載っています。農協、漁協、そしてバス協会など、県内12の団体が主催した画期的な集会であったというふうに報道されております。5日に開かれたこの集会ですが、この12団体をちょっと紹介しますと、岩手県農業協同組合中央会全国農業協同組合連合会岩手県本部、岩手県漁業協同組合連合会、岩手県森林組合連合会、岩手県クリーニング生活衛生同業組合社団法人岩手バス協会、岩手県商工団体連合会、岩手県労働組合連合会、岩手県学校生活協同組合連合会岩手生活協同組合、岩手県消費者団体連絡協議会、岩手県生活協同組合連合会、この12団体、まさに県内のいわゆるそうした消費者生産者事業者が一堂に会しての集会だったというふうに報道されています。 市内でも、原油高や食料品の高騰は多くの市民に影響を与えております。私たちが8月15日付けで市長に対して、市民の暮らしを守る緊急要望ということで11項目の緊急要望を提出したのも、こうした原油高によって影響を受けている市民の暮らしや営業、これを行政として何とか応援できないものかというふうに求めたものであります。市長の回答はおしなべて、それぞれがそれぞれの立場で努力してほしい、こういう非常に冷たい回答でありました。 したがって、私ども決算審査では、小・中学生の給食の献立にも工夫をして作業している栄養士や調理員の努力にも報いるように、せめて1食2円分、学校給食食材料購入費補助の50%アップできないか、緊急に実施すべき課題ではないかと、総額300万円の助成を要求しました。しかし市長は、こうした提案についても冷たく拒否をしました。非常に残念であります。 市民図書館の本が汚れていると、市民の間では大変不評であります。購入する本より廃棄図書の数が多くなって、蔵書数は多摩26市で25位という実態が明らかになりましたが、図書購入費がこの数年間、年間3000万円で据え置かれている、このことが要因ではないんでしょうか。 かつて、図書の充実に充ててほしいと、5万円の寄附が寄せられましたが、市はその年度途中、予算計上していた図書購入費からその5万円分を減額するという、市民の善意を踏みにじる、驚くべき暴挙も行いました。2003年度のことです。市長の在任中であります。 さらに、私ども市議団が再三にわたる学校・体育館の耐震化計画の短縮をすべきとの要求によって、2007年度やっと当初の計画を4年間短縮するという措置を行いました。これはその当時としては当然のことであります。しかし、最近の中国における大規模な地震や、あるいは日本における大規模な地震などの発生を見ると、さらに前倒しをすべきではないか、2年少なくとも完了期間を短縮すべきではないか、こういうふうに要求をしてまいりましたが、質疑の中では、二次診断、評定設計や工事の日程がとれないなどという、こうした答弁をしています。しかし、今こそ市長の決断と担当部課の工夫や努力が求められているのだと、私は強く指摘をするものであります。 2007年9月、市長は多くの市民の反対を押し切って、国民健康保険税11.95%、1人当たり平均7200円の引き上げを決めて、ことしの4月から実施をしています。この4年間だけを見ても、国民健康保険税の値上げは2回、介護保険料は1回で、総額でこの負担は6億4746万円、市民に押しつけられました。また、福祉施策の切り捨て、これは15種類、1億4084万円、使用料や手数料の値上げは1823万円、総計で8億653万円、いかに市民にこの4年間だけでも痛みと負担が押しつけられてきたかがわかります。 こうした市民に痛みと負担を押しつけておいて、一方では基金へのため込みというのもあります。07年度は取り崩しはありませんでした、結果的には。この数年、毎年5億円から6億円の基金へのため込みが行われております。 こうした市民に痛みと負担を押しつけた上に、市長は、その前の年になりますが2006年3月に自衛隊の航空総隊司令部横田基地移駐の容認を、議会にも諮らず、市長の独断で決めました。続いて、2007年9月、法務省の国際法務総合センター建設計画に対して、ことしの2月、突如として建設計画の受け入れを表明するなど、多くの市民の反対の声を無視して表明をしてまいりました。 さらに、中神保育園民営化についても、2009年4月実施を決めて、強引に保護者子どもたちに押しつけるという、こういう独断専行の対応を進めてきています。この中神保育園民営化の具体的な方針が決まって、保護者が説明を受けたのは、ことしのいわばまだ6月議会の最中であります。1年もたたずに保育園の民営化を決めて、これを強引に押しつけると、こうしたことが果たして許されていいものでしょうか。 さらに市長は、75歳の年齢になると差別医療制度に組み込む後期高齢者医療制度を、医療費の抑制につながる、世代間の負担の公平にもなる、将来に持続可能な制度に、こういうふうに絶賛をしています。この制度を廃止せよとの法案が、参議院では可決をし、衆議院に審議が移っています。国会が開会されれば審議しなければなりません。今でも、多くの高齢者・国民から怒りの声、制度を廃止せよとの声が強まっていますが、市長には高齢者・市民の怒りの声が聞こえないのかと、私は思います。抜本的に見直す必要があると、昨日、麻生幹事長がテレビでこの制度のことについて語っています。実施から2カ月、保険料の制度を変え、6カ月もたたずに次の総理大臣になろうとする政治家が、この制度の抜本的見直しを言及するなどということは、この制度がどれだけ欠陥だらけで、高齢者・国民に指示されない制度かは明らかではないでしょうか。それでもあなたは、私どもの制度廃止を求めないかとの質問に対して、将来に持続可能な制度というふうに絶賛をして、制度の廃止は求めないと、はっきり答弁いたしました。 地方自治体は、住民の安全・健康・福祉を守るという任務を持っています。国や都の悪政に抗して、住民の利益を守るという市長の責務を投げ捨ててきたことを厳しく指摘をして、2007年度一般会計歳入歳出決算認定に対して、日本共産党昭島市議団を代表しての反対討論といたします。 以上です。 ○議長(井上三郎議員) 次に、19番 中野議員。             (19番 中野義弘議員 登壇) ◆19番(中野義弘議員) 日程第2 認定第1号 平成19年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定につきまして、自由民主党昭島市議団を代表し、賛成の立場から討論を行います。 我が国の経済は、原油や穀物を初めとする資源価格の高騰を機に、戦後最長の景気拡大期から後退局面に入ったとされており、またアメリカ金融機関等による経済混乱の影響が懸念されるところであります。 このような状況のもとでありますが、平成19年度決算を見ますと、決算規模市制施行以来の最大額となりました。引き続く大変厳しい財政状況の中で、財政健全化への不断の努力をしながら、福祉、教育、環境など各分野への対応のほか、新時代のまちづくり事業を積極的に推進し、全体を通して大変バランスのとれた内容であると認めるものであります。このことは、昨年12月に発表されました日本経済新聞社による全国都市サステナブル度調査において、全国で20位にランクされ、環境、経済、社会の3つのバランスがとれた都市として評価されたことにも通じるものであります。 それではまず、歳入について申し述べます。好調な企業収益による法人市民税の増加とともに、税源移譲定率減税の廃止などに伴う個人市民税の増加があったものの、所得譲与税の廃止や特例交付金の減少などから、一般財源には大きな伸びが見られませんでした。 一方、歳出においては、団塊世代の退職による人件費の増加や扶助費、公債費の増加とともに、国民健康保険を初めとする特別会計への繰出金など、経常経費も多額に上りました。 こうした中で、将来の負担を考慮し、自立した健全な財政運営を目指す視点から、臨時財政対策債借入抑制にも取り組んだ結果、3年ぶりに財政調整基金などから繰り入れを行っておりますが、これについても理にかなった財政運営であり、評価に値するものであります。 特に、行財政健全化への取り組みでは、第三次中期行財政運営計画のスタートの年ではありましたが、引き続き職員数や給与の適正化、事務事業の見直し、指定管理者制度の導入などに積極的に取り組み職員給与費を初め経常経費の削減に大きな成果を上げており、自主・自立の行財政運営の確立に向けた改革推進への努力の結果があらわれております。 また、経常収支比率は95%となり、前年度に比べまして5.8%の増加となっておりますが、これは主に臨時財政対策債借入抑制と、退職金の支出増加に起因するものであり、経常一般財源の伸びがない中での予算の効率的・効果的な執行に努めた結果であると理解するものであります。 次に、主な施策の中から、何点かの特徴的な事業について見解を述べたいと思います。 初めに、新時代のまちづくりに対する取り組みでは、まず拝島駅自由通路整備事業でありますが、市内で初めてステンドグラスによるパブリックアートが設置され、昨年8月には暫定供用も開始されまして、多くの市民に喜ばれております。あわせて、駅南口広場を含む都市計画道路3・4・2号の整備事業の進ちょくとともに、まちづくり進展への実感も伴って、今後に大きな期待が寄せられております。また、3・4・1号についても、第2期分の用地取得も進み、長年の懸案でありました松原踏切松原架道橋用地取得も進みました。このほかにも、昭和公園野球場及び駐車場の実施設計や、中神駅バリアフリー化工事青梅線北側地区へのAバス運行に伴うバス購入など、都市基盤整備が目に見えて進んでおります。 次に、福祉と健康に関する取り組みでは、子育て支援の充実として、乳幼児医療費助成制度対象者拡充とともに、義務教育就学児医療費助成児童手当の3歳未満の乳幼児への支給額増額などが実施されました。また、学童クラブ待機児対策として、大神学童クラブの新築や待機児居場所づくり事業の拡大、放課後子ども教室への取り組みなど、子どもを安心して生み育てられる環境づくりも進められました。 このほか、社会福祉協議会での総合的なボランティアセンターの開設や、障害者自立支援法本格実施へ向けての対応、小学校全校への自動体外式除細動器の配備などがあげられ、また厳しい財政状況の中でも、国民健康保険特別会計への14億9000万円もの繰り出しなど、市民の健康を守る地域福祉推進への積極的な取り組みが行われております。 次に、安心・安全なまちづくりへの取り組みでは、都と4市1町合同の大規模な防災訓練が、本市をメーン会場として行われ、第一分団のポンプ車の買い替えや、防火水槽の整備も行われました。 また、校舎・体育館の耐震化については、当初の10カ年計画から4年間の前倒しを行い、平成24年度完了としたことは高く評価できるところでございますが、今後もさらなる努力をお願いしておきたいと思います。 次に、教育・文化に対する取り組みでは、特色ある学校づくりとしての「スクールプラン21」事業の継続とともに、今日、喫緊の課題であります児童・生徒の学力向上を図る「学力向上プラン」の事業が展開されておりますが、これらの対応に大きな期待を寄せるところであります。 また、生涯教育の分野では、文化・芸術活動の一層の振興を図る文化芸術振興条例の制定に向けた検討や、図書館における「子どもと本との出合いの場」の整備などの対応がなされております。 次に、環境に対する取り組みでは、環境コミュニケーションセンターとエコ・パークについて、周辺住民の意見などを踏まえ、各種の調査を実施するとともに、整備計画の検討が進められました。いよいよ施設整備に入ることになりますが、今後の対応にはぜひ万全を期していただきたいと思います。 また、緑地保全においては、立川崖線の緑地の保全のあり方などの検討とともに、緑地の公有化も進められました。今後も引き続き緑の保全に努力していただき、貴重な自然財産が末長く残されることを切望するものであります。 以上、行政の各分野における施策の成果について述べてまいりましたが、いずれの事業も限られた財源の効果的・効率的な執行に配意し、市民の期待に十分こたえているものと理解され、また市民福祉の向上のため、市政全般にわたり行き届いた行政運営が行われたものと評価し、平成19年度一般会計歳入歳出決算認定に賛成をいたします。 今後も、昭島新時代の実現、並びに自主・自立の確固たる行財政運営に向け、市税を初めとする各種の徴収金の滞納問題への取り組みなど、財源の確保に努めるとともに、さらなる行財政健全化への努力をお願いいたしまして、討論を終わります。 ○議長(井上三郎議員) 次に、日程第3 認定第2号について、順次発言を願います。まず、8番 佐藤議員。              (8番 佐藤文子議員 登壇) ◆8番(佐藤文子議員) 日程第3 認定第2号 2007年度昭島市国民健康保険特別会計決算認定に対して、日本共産党昭島市議団を代表して反対討論を行います。 国民健康保険法は、第1条で「国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与すること」とその目的を述べ、社会保障制度として国民皆保険制度の性格を明確にしています。さらに、第4条では「国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようにつとめなければならない」と国庫負担の義務を規定しています。 私たち日本共産党昭島市議団は、国民健康保険税を滞納していることを理由に、資格証明書や短期証を発行・交付することは誤りであると考えています。 9月1日の補正予算審査特別委員会で、昭島市が資格証明書や短期保険証を発行・交付している世帯の所得や世帯数をただしました。その結果、保険税の支払いが滞っている世帯の圧倒的多くが所得の低い世帯であることが判明しました。2008年2月末時点で、資格証明書の発行世帯は154世帯ですが、所得100万円未満が85世帯、100万円以上200万円未満が31世帯、200万円以上から300万円未満が16世帯、300万円以上から400万円未満が6世帯、ここまでが154世帯中138世帯で、89.6%です。400万円以上の世帯は16世帯で10.4%です。この結果、市が「資格証明書の発行は、所得額が400万円以上で納税相談にも応じない世帯に発行している」としたこれまでの答弁と異なるものではないでしょうか。さらに、子どものいる世帯にも発行されています。これは重大な問題です。 決算審査委員会の質疑で、市の課長職や職員で構成する資格証明書判定委員会の開催状況をただしましたが、昨年、2007年度は7月30日に開催され、今年度2008年度も8月13日に1度開催したことが明らかにされました。冒頭、資格証明書を発行することは誤りだと指摘をしましたが、所得や資産がありながら国保税を滞納し、納税相談にも応じない、市がいうところのいわゆる「悪質な滞納者」かどうか、これを判定する委員会が1年に1度の開催で発行の合否を決めていく、こうしたやり方も乱暴な仕事ではないでしょうか。各世帯ごとの所得状況や家族構成などが判定委員会にどのように報告され、検討されているのか。資格証明書の発行が機械的に行われているのではないかと疑問を持つものです。この実態を看過することはできません。 近隣の市では、検討委員会を4回から5回開催をし、対象の各世帯の実態や一人一人の実情を詳しく調査して、その都度結果を報告し合い、通常証や短期証を発行し、そしてどうしてもやむを得ないと判断した世帯にだけ資格証明書を発行していると聞いています。 昭島市の資格証明書判定委員会のあり方は直ちに改めるべきです。そして、直ちに資格証明書の発行を取り消し、通常証の保険証を交付すべきです。同時に、短期保険証の交付の方法も直ちに改めるべきです。 以上、日程第3 認定第2号 2007年度昭島市国民健康保険特別会計決算認定に対し、日本共産党昭島市議団を代表しての反対討論といたします。
    ○議長(井上三郎議員) 次に、11番 西野議員。             (11番 西野文昭議員 登壇) ◆11番(西野文昭議員) 日程第3 認定第2号 平成19年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につきまして、自由民主党昭島市議団を代表し、賛成の立場から討論を行います。 我が国では、社会の急速な高齢化や医療の高度化などに伴い、国民医療費は毎年増加し、国民皆保険制度を支える健康保険財政は年々厳しさを増しております。本市の国民健康保険につきましても、一般会計からの多額な繰入金を受け入れているにもかかわらず、毎年度赤字決算となっている状況にあります。 平成19年度の決算額は、歳出額が113億4391万円で、保険給付費や高額医療費に係る共同事業拠出金の増加などから、対前年度比13.5%の大幅な伸び率となっております。一方、歳入額は110億7729万円で、平成19年度の赤字額は2億6663万円にも及び、非常に厳しい決算となっております。こうした中、今年度も市では赤字額の縮減と保険税負担の軽減などのために、一般会計から14億9000万円もの繰り入れを行っております。制度の運営上、やむを得ない措置であり、評価をしたいと思います。 さて、決算内容についてでありますが、その特徴的な点について何点か述べさせていただきたいと存じます。 歳入面では、保険税収入は26億368万9000円で、対前年度比0.2%のわずかな伸びにとどまったものの、退職者医療制度の適正な運用により、療養給付費等交付金は対前年度比35.5%、7億8100万円の増となっており、療養給付費等交付金の確保に努められたことがうかがわれます。また、電算システム改修経費や後期高齢者医療創設準備等の財源についても、国の特別調整交付金を活用し、歳入確保を図るなど、適切な対応がなされております。 次に、歳出面では、保険給付費が前年度に比べ8.7%、5億7446万円の大幅な増加となっており、保険給付費の抑制は大きな課題であると思います。医療費適正化対策では、一般被保険者から退職被保険者への振替を積極的に行い、大きな財政効果を上げられているところであります。保険給付費の抑制に対する取り組みには、さらに努めていただきたいと思います。 医療制度改革に伴う電算システム改修や、平成20年度からの「特定健康診査・特定保健指導」の義務化に伴う特定健康診査等実施計画の策定等につきましても、適切に対応されており、評価するところであります。既に「特定健康診査・特定保健指導」が平成20年度から実施されておりますが、成人病などの疾病予防に大きな成果が上がることを期待しております。 なお、保険税の収納確保は、国民健康保険財政の健全化とともに、負担の公平性という観点から、国民健康保険の運営の大きな課題であります。特に、負担能力がありながら滞納している者や、誠意のない滞納者に対しては、短期被保険者証や被保険者証資格証明書を活用するなど、引き続き実効のある収納対策を実施し、さらなる収納率の向上に努めていただきたいと思います。 また、国民皆保険を堅持し、将来にわたり医療保険制度を持続可能なものとしていくため、国及び都道府県に対しては引き続き国庫補助負担金の増額などを強く要望していくことをお願いしたいと存じます。 終わりに、健康はみずから守り、つくるを基本に、市としても健康づくりや疾病予防対策に積極的に取り組み医療費の適正化に努めていただくことを要望いたしまして、自由民主党昭島市議団を代表しての賛成の討論といたします。 ○議長(井上三郎議員) これにて討論を終結します。 これより分割して採決します。 初めに、日程第2 認定第1号 平成19年度昭島市一般会計歳入歳出決算認定について、起立により採決します。 本件は、委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(井上三郎議員) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり決しました。 次に、日程第3 認定第2号 平成19年度昭島市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、起立により採決します。 本件は、委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成者起立) ○議長(井上三郎議員) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告どおり決しました。 次に、お諮りします。日程第4 認定第3号 平成19年度昭島市老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について から、日程第8 認定第7号 平成19年度昭島市水道事業会計決算認定について までの5件については、委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 御異議なしと認めます。よって、本5件は委員長報告どおり決しました。 暫時休憩します。 △休憩 午前10時11分         ------------------------ △再開 午前10時35分 ○議長(井上三郎議員) 会議を再開いたします。         ------------------------ ○議長(井上三郎議員) 日程第9 議員派遣について を議題とします。 お諮りします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第156条第1項の規定に基づき、お手元に配布しました議員派遣についてのとおり、閉会中に議員派遣を行うことに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。         ------------------------ ○議長(井上三郎議員) 追加日程第1 陳情第10号 福祉施設保育所最低基準を維持し、保育所の直接契約方式を導入しないよう、国に対し意見書採択を求める陳情 を議題とします。 お諮りします。本件については、厚生委員会に閉会中の審査を付託したいと思いますが、御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上三郎議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。         ------------------------ ○議長(井上三郎議員) この際、市長から発言を求められております。発言を願います。北川市長。                (北川市長 登壇) ◎北川市長 議長より特段の御配慮を賜りまして、大変貴重なお時間を拝借いたしまして、発言の機会をいただきましたこと、まことにありがとうございます。 私の任期最後の市議会に当たりまして、一言、議員の皆様方にごあいさつと御礼を申し上げたいと存じます。 ただいまは、今定例会にお諮りをさせていただきましたすべての案件につきまして議了いただき、まことにありがとう存じます。 さて、顧みますと、私が市民の皆様の負託をいただきまして市政を担当いたすことになりましてから、早いもので3期12年が過ぎようといたしております。この間、私自身、全力投球で市政運営に当たってまいりました。徐々にではございますが、昭島のまちづくりの形が具体的に見えてきたような気がいたしております。これもひとえに議会の皆様方の一方ならぬお力添え、そして多くの市民の方々や職員の皆様方の御協力のたまものと、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 平成16年には、市制施行50周年を節目といたしまして、昭島の豊かな未来を切り開き、昭島の都市としての価値・魅力を市民の皆様とともに生み出していくと申し上げ、昭島新時代の幕開けを宣言し、ハード・ソフトの両面から精力的なまちづくりを行ってまいりました。今任期中におきましても、関係者の皆様方の御理解をちょうだいいたす中で、環境コミュニケーションセンター、エコ・パーク、JR各駅におけますバリアフリー化、拝島駅自由通路、さらには昭和公園野球場整備事業などの事業の推進を図ってきたところでございます。 過日の決算委員会におきまして、複数の会派の方から、市政に対する自己評価はとの御質疑をちょうだいいたしました。その際には、昭島新時代のまちづくりもまだ道半ばと申し上げ、私自身、51点との評価もさせていただいたところでございます。さまざまな評価、御意見もあろうかと思いますが、生まれ育ちましたこの昭島が、いつまでも住み続けたいと願うまちとなるよう、全力で市政を担当させていただきました。これから先も、地方自治体はまだまだ厳しい環境のもとで、行財政運営を行っていかなければなりません。 このような中で、昭島新時代の結実に向けまして、改革をなお一層推進し、「清潔・公正・情熱」を政治信条といたしまして、人間尊重と環境との共生のまちづくりを基本理念に、人もまちも、自然・環境も、健康で元気な自主・自立のまち昭島を市民の皆様とともにつくり上げるべく、勇気と使命感を持ちながら決意を新たにいたしておるところでございます。 これまでの議会の皆様方、並びに市民の皆様方、そして職員の皆様方の御厚情に心より感謝を申し上げますとともに、心より御礼を申し上げまして、はなはだ簡単でございますが、私の任期満了を迎えるに当たりましてのごあいさつとさせていただきたいと存じます。 大変ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上三郎議員) 以上で、市長の発言を終わります。         ------------------------ ○議長(井上三郎議員) 以上をもって、本日の日程はすべて終了しました。これをもって、平成20年第3回昭島市議会定例会を閉会します。 大変ご苦労さまでございました。         ------------------------ △閉会 午前10時40分 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   議長       井上三郎   副議長      臼井伸介   議員       佐藤文子   議員       杉崎源三郎...