○議長(
井上三郎議員) 次に、11番 西野議員。 (11番
西野文昭議員 登壇)
◆11番(
西野文昭議員) 日程第3 認定第2号 平成19年度昭島市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定につきまして、
自由民主党昭島市議団を代表し、賛成の立場から討論を行います。 我が国では、社会の急速な高齢化や医療の高度化などに伴い、国民
医療費は毎年増加し、国民皆保険制度を支える健康保険財政は年々厳しさを増しております。本市の
国民健康保険につきましても、一般会計からの多額な繰入金を受け入れているにもかかわらず、毎年度赤字決算となっている状況にあります。 平成19年度の決算額は、歳出額が113億4391万円で、保険給付費や高額
医療費に係る共同事業拠出金の増加などから、対前年度比13.5%の大幅な伸び率となっております。一方、歳入額は110億7729万円で、平成19年度の赤字額は2億6663万円にも及び、非常に厳しい決算となっております。こうした中、今年度も市では赤字額の縮減と保険税負担の軽減などのために、一般会計から14億9000万円もの繰り入れを行っております。制度の運営上、やむを得ない措置であり、評価をしたいと思います。 さて、決算内容についてでありますが、その特徴的な点について何点か述べさせていただきたいと存じます。 歳入面では、保険税収入は26億368万9000円で、対前年度比0.2%のわずかな伸びにとどまったものの、退職者医療制度の適正な運用により、療養給付費等交付金は対前年度比35.5%、7億8100万円の増となっており、療養給付費等交付金の確保に努められたことがうかがわれます。また、電算システム改修経費や後期
高齢者医療創設準備等の財源についても、国の特別調整交付金を活用し、歳入確保を図るなど、適切な対応がなされております。 次に、歳出面では、保険給付費が前年度に比べ8.7%、5億7446万円の大幅な増加となっており、保険給付費の抑制は大きな課題であると思います。
医療費適正化対策では、一般被保険者から退職被保険者への振替を積極的に行い、大きな財政効果を上げられているところであります。保険給付費の抑制に対する
取り組みには、さらに努めていただきたいと思います。 医療制度改革に伴う電算システム改修や、平成20年度からの「特定健康診査・特定保健指導」の義務化に伴う特定健康診査等実施計画の策定等につきましても、適切に対応されており、評価するところであります。既に「特定健康診査・特定保健指導」が平成20年度から実施されておりますが、成人病などの疾病予防に大きな成果が上がることを期待しております。 なお、保険税の収納確保は、
国民健康保険財政の健全化とともに、負担の公平性という観点から、
国民健康保険の運営の大きな課題であります。特に、負担能力がありながら滞納している者や、誠意のない滞納者に対しては、短期被保険者証や被保険者証資格証明書を活用するなど、引き続き実効のある収納対策を実施し、さらなる収納率の向上に努めていただきたいと思います。 また、国民皆保険を堅持し、将来にわたり医療保険制度を持続可能なものとしていくため、国及び都道府県に対しては引き続き国庫補助負担金の増額などを強く要望していくことをお願いしたいと存じます。 終わりに、健康はみずから守り、つくるを基本に、市としても健康づくりや疾病予防対策に積極的に
取り組み、
医療費の適正化に努めていただくことを要望いたしまして、
自由民主党昭島市議団を代表しての賛成の討論といたします。
○議長(
井上三郎議員) これにて討論を終結します。 これより分割して採決します。 初めに、日程第2 認定第1号 平成19年度昭島市
一般会計歳入歳出決算認定について、起立により採決します。 本件は、
委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
井上三郎議員) 起立多数であります。よって、本件は
委員長報告どおり決しました。 次に、日程第3 認定第2号 平成19年度昭島市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、起立により採決します。 本件は、
委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
井上三郎議員) 起立多数であります。よって、本件は
委員長報告どおり決しました。 次に、お諮りします。日程第4 認定第3号 平成19年度昭島市
老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について から、日程第8 認定第7号 平成19年度昭島市
水道事業会計決算認定について までの5件については、
委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
井上三郎議員) 御異議なしと認めます。よって、本5件は
委員長報告どおり決しました。 暫時休憩します。
△休憩 午前10時11分
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△再開 午前10時35分
○議長(
井上三郎議員) 会議を再開いたします。
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○議長(
井上三郎議員) 日程第9
議員派遣について を議題とします。 お諮りします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第156条第1項の規定に基づき、お手元に配布しました
議員派遣についてのとおり、閉会中に
議員派遣を行うことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
井上三郎議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。
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○議長(
井上三郎議員)
追加日程第1 陳情第10号
福祉施設・
保育所の
最低基準を維持し、
保育所の直接
契約方式を導入しないよう、国に対し
意見書採択を求める陳情 を議題とします。 お諮りします。本件については、厚生
委員会に閉会中の審査を付託したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
井上三郎議員) 御異議なしと認め、さよう決しました。
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○議長(
井上三郎議員) この際、市長から発言を求められております。発言を願います。北川市長。 (北川市長 登壇)
◎北川市長 議長より特段の御配慮を賜りまして、大変貴重なお時間を拝借いたしまして、発言の機会をいただきましたこと、まことにありがとうございます。 私の任期最後の市議会に当たりまして、一言、議員の皆様方にごあいさつと御礼を申し上げたいと存じます。 ただいまは、今
定例会にお諮りをさせていただきましたすべての案件につきまして議了いただき、まことにありがとう存じます。 さて、顧みますと、私が市民の皆様の負託をいただきまして市政を担当いたすことになりましてから、早いもので3期12年が過ぎようといたしております。この間、私自身、全力投球で市政運営に当たってまいりました。徐々にではございますが、昭島の
まちづくりの形が具体的に見えてきたような気がいたしております。これもひとえに議会の皆様方の一方ならぬお力添え、そして多くの市民の方々や職員の皆様方の御協力のたまものと、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 平成16年には、
市制施行50周年を節目といたしまして、昭島の豊かな未来を切り開き、昭島の都市としての価値・魅力を市民の皆様とともに生み出していくと申し上げ、昭島新時代の幕開けを宣言し、ハード・ソフトの両面から精力的な
まちづくりを行ってまいりました。今任期中におきましても、関係者の皆様方の御理解をちょうだいいたす中で、
環境コミュニケーションセンター、エコ・パーク、JR各駅におけますバリアフリー化、拝島駅自由通路、さらには
昭和公園野球場の
整備事業などの事業の推進を図ってきたところでございます。 過日の決算
委員会におきまして、複数の会派の方から、市政に対する自己評価はとの御質疑をちょうだいいたしました。その際には、昭島新時代の
まちづくりもまだ道半ばと申し上げ、私自身、51点との評価もさせていただいたところでございます。さまざまな評価、御意見もあろうかと思いますが、生まれ育ちましたこの昭島が、いつまでも住み続けたいと願うまちとなるよう、全力で市政を担当させていただきました。これから先も、地方自治体はまだまだ厳しい環境のもとで、
行財政運営を行っていかなければなりません。 このような中で、昭島新時代の結実に向けまして、改革をなお一層推進し、「清潔・公正・情熱」を政治信条といたしまして、人間尊重と環境との共生の
まちづくりを基本理念に、人もまちも、自然・環境も、健康で元気な自主・自立のまち昭島を市民の皆様とともにつくり上げるべく、勇気と使命感を持ちながら決意を新たにいたしておるところでございます。 これまでの議会の皆様方、並びに市民の皆様方、そして職員の皆様方の御厚情に心より感謝を申し上げますとともに、心より御礼を申し上げまして、はなはだ簡単でございますが、私の任期満了を迎えるに当たりましてのごあいさつとさせていただきたいと存じます。 大変ありがとうございました。(拍手)
○議長(
井上三郎議員) 以上で、市長の発言を終わります。
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○議長(
井上三郎議員) 以上をもって、本日の日程はすべて終了しました。これをもって、平成20年第3回
昭島市議会定例会を閉会します。 大変ご苦労さまでございました。
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△閉会 午前10時40分 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長
井上三郎 副議長
臼井伸介 議員
佐藤文子 議員
杉崎源三郎...